Webサイトに動画を掲載するとき、「重くて読み込みが遅い」「スマホでカクつく」 といった問題が起こりがちです。ページの離脱率にも直結するため、動画の軽量化はとても重要です。
この記事では、Premiere Proで容量を小さくするための最適な書き出し設定を紹介します!
Webサイト用動画が重くなる原因
動画が重たい主な理由は以下の通りです。
・解像度が高すぎる(4K、フルHDをそのまま使用)
・ビットレートが高すぎる
・FPS(フレームレート)が用途に合っていない
・コーデックの選び方が最適でない
・動画が長い、または余計な黒み/無音部分が残っている
特に容量に影響するのは ビットレート。
ここを最適化するだけで、容量を1/3〜1/10まで軽くできます。
プリセット設定
それでは早速以下Premiere Proの書き出し画面で、設定を最適化していきます。
現状44MBあります。

書き出し形式
まずはプリセットを指定していきます。
プリセットは、「ソースの一致 – 中速ビットレート」にします。
→ 結局下で数値をいじると、プリセットは「カスタム」になりますが、「ソースの一致 – 中速ビットレート」を選択すると後の設定が楽です。

これで、予測ファイルサイズは13MBまで減りました。
形式はH.264(MP4)がおすすめです。
基本動画設定
フレームサイズはフルHD(1920 × 1080)かもしくは、HPで使うサイズにカスタム指定することも可能です。

ビットレート設定
ここが一番重要になります。
以下のように設定してみます。

ターゲットビットレート 「1.5」
最大ビットレート「3」
結果、予測ファイルサイズは6MBになりました!

1秒間にどれくらいのデータ量を使って動画を表現しているかを示す値 のこと。
ビットレートが高い → 情報が多い → 画質が良いが容量が重い
ビットレートが低い → 情報が少ない → 画質が落ちるが容量が軽い
つまり、容量を軽くしたいならビットレートを下げると良いけど、
下げすぎると画質が荒れるという関係になる!
以下はビットレートの値の参考です。
20〜50 Mbps:高画質(YouTubeやプロモ動画) / 大画面表示、YouTube向け
8〜12 Mbps:きれい(一般的なHD動画) / PVなど
4〜6 Mbps:十分きれい(Webサイト用)/ TOP動画、背景動画
2〜3 Mbps:軽いが少し粗くなる / スマホ特化、背景用
WEBサイトで使用する場合、画質が少し荒くても、「ユーザーがストレスなく再生できるか」が最重要ポイントだと思うので、
上記を参考に、色々と調整すれば最適な書き出しができると思います!

